「みどりのくまさん」では、お子さんが適切なスキルを獲得できるように、一人ひとりの特性や発達の状態に合わせて環境を整え、スモールステップで無理なくできることを増やしていきます。そうすることで「自分でできた!」の喜びをたくさん得てほめられる機会が増え、子どもはスキル獲得と共に自己肯定感も高まります。
また、個別療育の効果を維持していくために、一貫した関わりを続けていくことが大切となります。そのためには楽しんで続けられる工夫が必要です。お子さんが進んで個別療育を続けるために、楽しい活動を探すこと、ほめて伸ばすことがとても重要です。
そして、個別療育でできるようになったことを、日常生活や、園や学校などの集団生活の中でも活かしていけるようにすることで、子どもがより楽しく活動できる範囲が広がっていくことを目指しています。
0歳〜2歳児
- 指さしをしない
- 声をかけても視線を合わせようとしない
- 抱っこしにくい、触られることを嫌がる
- 偏食があり、決まったものしか食べてくれない
- 言葉の発達が遅い
- 歩けるようになるのが遅い、歩いてもぎこちない
3歳〜6歳児
- 偏食がひどく、同じ食べ物でも強いこだわりをみせることがある
- 3歳を過ぎてもほとんど言葉が出なかったり、単語は言えるが会話が出来ない
- 言われた言葉をそのまま返す「オウム返し」がみられる
- 限られたものにしか興味を示さず執着する
- 不安を感じた時に、泣き叫んだり、暴れたりする
- 目的もなくひたすら走り続けたり、とにかくじっとしていられない
学童期
- 授業中席にじっと座っていることができず、教室の中を歩き回る
- 場の雰囲気がわからない
- 自分の気持ちをうまく伝えられなかったり、友達とのトラブルが多く集団の中で孤立する
- ルールを守れない、注意されてもすぐに同じことをしてしまう
- 会話が苦手で、筋道をたてて話すことができなかったり話が飛ぶ
- 手先が極端に不器用で三角形や丸が書けない、鏡文字を書いてしまう